お知らせ
【研究費増額支援】海外共同研究を通じた国際フィールドワーク支援― 東ティモールにおける子どもの栄養調査への参画 ―

本事業の研究費増額支援を受け、看護学研究科博士後期課程の竹村まどかさんが、2024年8月6日~8月16日に東ティモールへ渡航し、海外共同研究にリサーチアシスタント(RA)として参画しました。
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本活動は、指導教員の海外連携研究の一環として実施されたもので、パーツ大学(東ティモール)との国際共同研究です。
研究の目的は、東ティモールにおける5歳未満児の栄養状態に影響を与える社会的要因を明らかにすることです。
首都ディリ県内約240集落から30集落を無作為抽出し、各集落40世帯の5歳未満児と母親を対象に横断調査を実施しました。
調査前には、約50名の現地大学生を対象にデータコレクタートレーニングを実施し、現地語に翻訳した質問票(紙・オンライン)を用いてインタビュー調査を行いました。私は、調査補助、現地調整、データクリーニングなど研究全体を支える役割を担いました。
■ 本活動で得られた成果
1.国際共同研究の実践的スキルの獲得
本活動を通じて、
・海外フィールドにおける調整能力
・異文化間コミュニケーション力
・研究マネジメント力
・データクリーニングおよび統計解析技術
を実践的に習得しました。
調査スケジュールの遅延やデータ入力ミスなどの課題に直面する中で、進捗管理や柔軟な対応の重要性を体感し、国際共同研究を円滑に進めるための実践的能力を高めました。
2.研究者としての成長
文化的背景の異なる研究者や学生との協働を通じて、柔軟性・調整力・問題解決力が向上しました。また、収集データの解析を担当することで、データに基づく論理的思考力および分析力が強化されました。
これらの経験は、将来的に国際保健・国際協力分野で研究と実践を両立する研究者として活動していく上での大きな基盤となっています。
■ 今後の展望
今回の経験から、言語・文化の違いを越えた円滑な意思疎通の重要性と、国際研究におけるリーダーシップの必要性を実感しました。今後は語学力のさらなる向上に加え、国際共同研究の企画・運営を主導できるプロジェクトマネジメント力の向上を目指します。
■活動全体を通して
現地学生と共に村々を訪問し調査を進める中で、当初は調査手順の徹底に苦労しましたが、回を重ねるごとに学生たちが主体的に調査を実施できるようになりました。現地の状況を見極めながら研究を進める重要性を学び、国際研究の奥深さを実感しました。


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本事業による研究費増額支援により、
・海外フィールドでの実地研究経験
・国際共同研究ネットワークの構築
・次世代研究者としての実践力向上
が実現しています。
今後も本事業では、博士(後期)課程学生の挑戦的な国際研究活動を積極的に支援していきます。
